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『う』の一画目はハネるのか

朝、突如娘から質問があった。
「お母さん『う』の点はハネるんだっけ?」
「‥‥確かに。どっちだっけ。」
ネットで検索してみたけど、はっきり答えがわからないまま学校へ行く時間になってしまった。ちょうど習字のお稽古の日だったので、娘は壁のカレンダーに「先生にうのことを聞く」とメモをした。

学校から帰った娘は、習字に行き、先生に質問をし、回答を得て、資料までいただいて、満足気に帰ってきた。
『う』の事をすっかり忘れていた私は、しっかりしている娘の姿に驚き、とても感動した。

そして、その資料も本当に素晴らしかった。

1.ひらがなには標準字体がなく、各教科書会社の判断で、独自の字体を採用している。教科書によって字体が違うが、どれも正しい。(文部科学省.教科書課)

2.ひらがなの中で必ずハネなければならないのは『か』の一画目だけである。

びっくり。「そうなんだ!」と家族皆、驚いた。
『い』『は』『ふ』の一画目や、『せ』の二画目、『た』『な』の三画目などは、各教科書会社が「美しさや字のバランス、次の画への移動距離」などを考えて決めているそうだ。

今住んでいる市で、採用している書写の教科書の著作者は『う』『え』の一画目は積極的にハネる事を推奨しているそうだが、学校図書の編集者は、小学生が短い点をハネると大げさになる傾向があるため『う』『な』などはトメにしているそう。
なるほどなるほど。
「筆運びは前後の文字にも左右され、細部を決めるのは難しい。細かな部分は“次の画へ行く気持ちの表れ”と捉えることが必要」と話す教授もいらっしゃる。
奥が深い。

娘のふとした疑問と、行動力があっての、学び。素晴らしいね。ありがとね。
知らなかった事を知れると、嬉しいね。

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